映画音楽、楽しんでますか。
こんにちは、鳥居遊邦です。
今回ご紹介する作品は「追憶」です。
バーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードがこの二人を演じます。
この頃は人気の絶頂にあったレッドフォード。彼がストライサンドの引立てに徹していることに、新鮮の驚きをもって観たことを思い出します。
ここでのレッドフォードはヒロインの相手役に過ぎず、肝が座らない「チョイダメ男」です。
よくこんな役を引き受けたものです。
主題歌の「The Way We Were」を歌うのもストライサンドです。
この曲はマーヴィン・ハムリッシュの手によるもので、1973年のアカデミー主題歌賞に輝いています。という訳で良い曲でありますが、同時に歌詞も素晴らしいです。
<この映画のDVDはこちらで購入できます>
<サントラをYouTubeで試聴する>
こんにちは、鳥居遊邦です。
今回ご紹介する作品は「追憶」です。
大学時代の同級生と再会し、結婚。戦後の赤狩り旋風が吹き荒れるアメリカ。
リベラルな彼女の活動は、脚本家となっていた彼の仕事に悪影響を及ぼします。
そして別離。
二人の道は時には重なりながらも、そして愛し合いながらも別の道を歩む大人の恋愛ストーリーです。
原題の「我々の歩んだ道(The Way We Were)」は映画の内容とマッチしたタイトルです。「追憶」というタイトルは、あまりに抽象的で、わかりにくいですね。
リベラルな彼女の活動は、脚本家となっていた彼の仕事に悪影響を及ぼします。
そして別離。
二人の道は時には重なりながらも、そして愛し合いながらも別の道を歩む大人の恋愛ストーリーです。
原題の「我々の歩んだ道(The Way We Were)」は映画の内容とマッチしたタイトルです。「追憶」というタイトルは、あまりに抽象的で、わかりにくいですね。
バーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードがこの二人を演じます。
この頃は人気の絶頂にあったレッドフォード。彼がストライサンドの引立てに徹していることに、新鮮の驚きをもって観たことを思い出します。
ここでのレッドフォードはヒロインの相手役に過ぎず、肝が座らない「チョイダメ男」です。
よくこんな役を引き受けたものです。
主題歌の「The Way We Were」を歌うのもストライサンドです。
この曲はマーヴィン・ハムリッシュの手によるもので、1973年のアカデミー主題歌賞に輝いています。という訳で良い曲でありますが、同時に歌詞も素晴らしいです。
バーブラ・ストライサンドは個性的な顔立ちからか、日本ではそれほど人気があるとは言えませんが、女優としても、そして本職の歌手としても、アメリカでは紛れもない大スターです。
「追憶」に出演した数年後にはアカデミー主演女優賞(ファーニー・レディ)を獲得していますし、アカデミー歌曲賞(スター誕生)や「愛のイエントル」ではゴールデングローブ賞の監督賞にも輝いています。
にも関わらず、日本のメディアは彼女を冷遇しています。映画さながらに政治的な女性だということも、日本での不人気に関係しているのかも知れません。
「追憶」に出演した数年後にはアカデミー主演女優賞(ファーニー・レディ)を獲得していますし、アカデミー歌曲賞(スター誕生)や「愛のイエントル」ではゴールデングローブ賞の監督賞にも輝いています。
にも関わらず、日本のメディアは彼女を冷遇しています。映画さながらに政治的な女性だということも、日本での不人気に関係しているのかも知れません。
彼女の代表作のひとつである、この「追憶」の主題歌と「スター誕生」の主題歌(Evergreen)は名曲ですし、商業的にも大成功している曲です。彼女が日本で見直されるのは亡くなった後なのかなと思うと、残念です。
「スター誕生」のプロモーションでの来日した際、NHKニュースでインタビューが放送されました。その時に「私は自分の鼻が嫌い。でも左前方から映すと鼻がいくぶん目立たないの。だからインタビューや写真は、顔の左側から映るようnしているのよ」と言ってました。
そんなに変わるとは思えないのですが(笑)。
ネットに公開されている写真も、左前方の写真がほとんどです。ご確認下さいませ。
そんなに変わるとは思えないのですが(笑)。
ネットに公開されている写真も、左前方の写真がほとんどです。ご確認下さいませ。
「追憶」の脚本を書いたアーサー・ローレンツは、「ウエストサイド物語」の脚本家として有名です。
キャサリン・ヘブバーンの「旅情」の原作も書いています。「追憶」は赤狩りの時代。まさに現場にいた彼の力作と言っても過言ではないでしょう。
でも、どうしてもバーブラ・ストライサンドに引っ張られる感が強くて、気持ちが入りにくい映画でした。嫌いというわけでもないし、いま観たら別の感想を持つと思います。
キャサリン・ヘブバーンの「旅情」の原作も書いています。「追憶」は赤狩りの時代。まさに現場にいた彼の力作と言っても過言ではないでしょう。
でも、どうしてもバーブラ・ストライサンドに引っ張られる感が強くて、気持ちが入りにくい映画でした。嫌いというわけでもないし、いま観たら別の感想を持つと思います。
だからここで敢えて言います。名画とされる映画は数年置いてから、再び観るべきです。
これが映画との本当のつきあい方、と宣言して今日は筆をおきます。
ラストのマンハッタンでの再会と抱擁、そして別れ。綺麗なエンディングでした。
これが映画との本当のつきあい方、と宣言して今日は筆をおきます。
ラストのマンハッタンでの再会と抱擁、そして別れ。綺麗なエンディングでした。
<この映画のDVDはこちらで購入できます>
<サントラをYouTubeで試聴する>
「追憶」(1973) The Way We Were
監督:シドニー・ポラック
作曲:マーヴィン・ハムリッシュ
出演:バーブラ・ストライサンド/ロバート・レッドフォード